売れる4原則

商売繁盛を実現する考え方

あなたは売れる4原則をご存知ですか?
それは、お客様が買いたい商品を、買いたい値段で、買いたい時に、買いたい方法で売ることです。
1つずつ説明していきましょう。

お客様が買いたい商品とは?

あなたは、お客様が買いたい商品を売っていますか?
以前大量に仕入れて売れ残ってしまった在庫商品を販売したり、他の商品よりも利益率が高い商品を優先的に販売していませんか?
在庫商品を販売したり、利益率が高い商品を売ることが悪いことではありませんが、それらは全てお店都合の話です。
お客様が買いたい商品ではなく、お店が売りたい商品です。
本当にお客様が買いたいと感じる商品、それをお買い上げいただくことでお客様の生活がより豊かになる商品を売るようにしましょう。
お客様が買いたい商品を見つける方法は、実際に売れている商品であったり、お客様の声から探すといいですね。

お客様が買いたい値段とは?

あなたは、お客様が買いたい値段で販売していますか?
「買いたい値段」とは、その商品がもたらす価値に対して適正な価格で販売するということです。
自店の利益のためだけに大幅な利益を上乗せして販売しても消費者は購入してくれません。
また、「買いたい値段」は必ずしも低価格である必要はありませんが、企業努力によりなるべく低価格で提供できるように努めることも重要です。



お客様が買いたい時とは?

真夏にコートを販売しても売れません。
コートを売るのであれば、少しずつ寒さを感じ始める時期に販売するのがベストです。
本格的な冬の少し前に売ることで、消費者は「事前にコートを買っておいて良かった!」と感じるので、あなたのお店に対する信頼感が高まります。
このように「お客様が買いたい時」とは、お店が売りたい時ではなく、お客様の喜びが最大化される時期を指します。

お客様が買いたい方法とは?

例えば、通信販売の場合は、インターネット・メール・電話・FAX・ハガキなど、考えられる購入方法は全て整えることが鉄則です。
「会社にFAX機がないからFAXでの受付はやめよう」というのは会社都合の考え方です。
もちろん、FAXの需要は年々減っていますが、昼間は作業現場にいてネット環境がない場合など、FAXでの購入を求めているお客様も少なくありません。
だから、お客様が求める購入方法を用意することが重要です。
また、支払い方法も同じです。
「クレジットカード決済は面倒だから」という理由で銀行振込だけの対応にしておくと、売上げは伸びません。

「ニーズ商品・ウォンツ商品 それぞれの売り方」については次の記事で紹介しています。

まとめ

もうおわかりだと思いますが、「売れる4原則」とは全てお客様都合に合わせるということです。
ビジネスを行なう上でいろいろな事情や難しい側面はあると思いますが、それらは全て会社(お店)都合です。
商品やサービスを販売する際には必ず「売れる4原則」を意識してください。
今まで以上に売れるようになるのは間違いありません。