ちょっとグレーな「マンション売りませんか?」チラシ

販売促進100連発!

不動産会社の商売の仕組み

不動産会社は家やマンションなどを売買して商売をしています。
「買った金額」と「売った金額」の差額で儲かる仕組みですね。
ということは、まず最初に販売する物件を数多く用意する必要があります。
そこで、あなたの家のポストにも「あなたの家(マンション)を売りませんか?」というチラシが投函されていた経験はありませんか?
私もマンションに住んでいますが、ほぼ毎日のように「マンションを売りませんか?チラシ」が投函されています。
そんなある日、思わず1枚のチラシに注目してしまいました。
それは、販売価格がかなり高額のチラシです。

思わず注目してしまったチラシの内容とは?

どれくらいの販売価格かといいますと、だいぶ昔に購入したマンションの当時の購入金額とほぼ同じ金額で「買い取ります」と記されているではありませんか!
そのチラシを見た瞬間、思わずこう感じました。
「えっ!そんなに高額で売れるの?」
そして、このことをやや興奮気味に妻に話したところ、妻は薄ら笑いを浮かべてこう言いました。
「そんなの客寄せに決まってるじゃない。マンションを売ってほしいから高額に設定しているだけよ」
…な、な、なんと冷静な判断(笑)。
一瞬でも興奮してしまった自分が恥ずかしくなりました。
たしかに自分が住んでいるマンションが高額で売りに出されていると、思わず「マンションを売って別の家に引っ越そうかな~」なんて邪な考えが頭をよぎります。
しかし、冷静に考えてみると、私が住んでいる地域で中古マンションがそれほど高額で売れるわけがありません。
同じくらいの間取り・価格の新築マンションは他にもたくさんありますからね。
つまり、客寄せのためのチラシだったのです。

「号外新聞風のチラシで集客!」については次の記事で紹介しています。

不動産会社は嘘を言っているわけではない

しかし、この不動産会社は嘘を言っているわけではありません。
販売価格の設定は不動産会社の自由だし、もしかしたら表示価格で売れるかもしれません。
ただ、このチラシにつられて「マンションを売りたい」と申し込んできた人には現実的に売れる価格帯を説明するはずです。
(でなければ、売れませんからね)
そこで交渉決裂となる可能性はありますが、このようなチラシをまくことで「マンションを売りたい人」を集めることはできるでしょう。
「マンションを売りたい人」はその後、新しい家やマンションを探す客層でもありますから、かなり有望な見込み客となります。
ちょっとグレーな方法ですが、思わず注目してしまったチラシだったので紹介しました。
この方法を使う場合はあくまで自己責任の範囲内でお願いします(笑)。