偶然が生み出したLEDライト集客
ある喫茶店では、お店の屋根に取り付けた2つのLEDライトで、毎晩お店の入り口付近を照らしていました。
目的は、お店の入り口を明るく照らすためです。
そんなある日、強風でLEDライトの位置がずれ、LEDライトの光がお店の入り口ではなく、道路を照らすことになってしまいました。
店主はしばらくその状況に気づきませんでしたが、徐々に一見客が増えていることに気づきました。
実は、そのお店は道路から3メートルほど奥に位置しているため、通行人からの認知度合いが低かったのですが、LEDライトが道路に当たることにより、お店の存在に気づく人が増えたのです。
たった3,000円で継続的な集客に成功！
これをヒントに、店主はさらにLEDライトを増設し、3つのLEDライトで道路を照らす作戦を実施しました。
道路の光は、車の運転者にとってかなり手前から認知できるように設置したところ、さらに客数が増えていったのです。
店主は言います。
「最初は偶然だと思っていたのですが、試しにLEDライトを外してみると客数が減るので、LEDライトが集客に貢献していることがはっきりとわかりました。たったこれだけのことでこんなに効果があるとは…。私自身驚きました」
ちなみに、この施策にかかった費用は、ホームセンターで購入した980円の工事用LEDライト3つだけ。
たった3,000円程度で、継続的な集客に成功しているのです。
虫は光に集まりますが、どうやらその習性は人にも当てはまるようです。
モデリング効果で大繁盛！
光のマジックの成功事例は、他にもあります。
その昔、18世紀のヨーロッパには電灯がなく、家庭の光源となっていたのはろうそくの炎でした。
このろうそくの炎はユラユラと灯るので、女性の肌を美しく艶やかに見せる効果があることを、当時のヨーロッパの女性は知っていました。
また、照明技術のひとつにモデリング効果というテクニックがあることをご存知ですか？
主に、彫刻物などをより立体的に見せるための技術で、照明を45度前方から当てる手法です。
この「モデリング効果」は、別名美人照明とも呼ばれており、ベテラン女優さんのなかには「45度前方からの照明」を指示する人が少なくないそうです。
この「美人照明」を徹底研究して繁盛している飲食店があります。
若いお客様が多いそのお店では、各テーブルに当たる照明にこだわり、デートなどで利用するカップル客に大人気なのです。
広告で打ち出すコピーは、あなたがワンランク美人になる店。
もちろん、「美人照明」は男性にも効果的です。
最近は、髪型やファッションなど自分を美しく見せるために絶えず努力をしている人が多いので、このお店が流行るのは当然なのかもしれません。
夜空に浮かぶLEDライト看板
次に紹介す事例は、夜空に浮かぶLEDライト看板です。
LEDライト看板は、高級クラブなどで目にすることが多いアクリル製の看板です。
透明アクリルに店名ロゴを立体的に削り、LED光源で照らします。
これをお店の屋根に取り付けて、地域の注目を集めているお店があります。
その様子はまさに、夜空に店名ロゴだけが浮かび上がっているようで、「あれは何？」と指差す人が絶えず、多大な集客に成功しています。
安価で手間がかからない集客法
その他にも、2つのLEDライトで「うまい！」「やすい！」という文字を交互に点滅させる看板など、LEDライト集客の成功事例は数多く存在します。
最近はLEDが安価に流通されており、日常でかかる電気代もわずかで済むメリットがあり、より魅力的なLEDライトを導入するお店が増えています。
比較的安価で済む上、設置後は手間をかけることなく継続的な集客を実現する「光のマジック」。
あなたのお店の強力な集客装置になるかもしれませんよ！
※「効果的な看板の作り方」については次の記事で紹介しています。
