独立起業時の苦悩の日々
私は32歳で独立起業しました。
それ以前は、福岡市の大手印刷会社の営業マンをしていました。
その会社では新規営業を推奨していたので、私も飛び込み営業をしていました。
サラリーマン時代は良い確率で受注することができましたので、ここで自信がつき、独立起業を決意しました。
(もともと独立志向ではありましたが)
「サラリーマンでもこれだけ受注できるのだから、独立したらさらに情熱的に営業活動をすれば、間違いなく成功するはずだ!」
確信に似た自信を持って独立起業したことを覚えています。
しかし、現実はそう甘くはありませんでした。
独立後、日々飛び込み営業をするものの、全く仕事が受注できないのです。
「サラリーマン時代はあれほど受注できたのに、なぜ?」
以前よりも積極的に情熱的に営業活動をしているのに、全く仕事を受注することができないのです。
当時の私は受注できない理由がわかりませんでした。
原因は信頼感の欠如
そこで私は考えました。
なぜ、受注できないのだろう?
サラリーマン時代との違いは一体何なのだろう?
そこで気づいたのが、名刺に記されている会社名でした。
サラリーマン時代の会社は福岡ではかなり認知度があり、これが強力な武器となり、営業活動がうまくいったのではないだろうか?
つまり、信頼感です。
米満=信頼できる会社の営業=信頼できる人
と認識され、うまくいったのでしょう。
しかし、原因はわかったものの、対処法がわかりません。
独立後の名刺には「ザッツ」(当時は個人事業でした)と「米満和彦」という名称しか載っていません。
会社名も名前も世の中に認知されていないから、そこには全く信頼感がありません。
しかし、それでも仕事を受注しなければ家族を養うことができません。
そこで、私はニュースレター(個人の新聞)を発行することにしました。
会社は個人事業であるため、そもそも信頼してもらえるはずがありません。
残るは、私(米満)個人です。
米満という人間に対して信頼感を感じてもらうしか方法はありませんでした。
ニュースレターを発行して大成功!
そこで、「米満和彦しんぶん」というニュースレターを発行し、これを見込み客に定期的に配っていくことにしました。
ニュースレターには、私の趣味の話や家族の話、将来の夢などを書き綴りました。
すると、驚くべき現象が起こりました。
ニュースレターを配布し始めてから、少しずつ仕事を受注することができるようになったのです。
結果的に、当時訪問していた見込み客10社全てから仕事を受注することができました。
受注率100%です。
サービスを案内したチラシやパンフレットをいくら配っても全く受注できなかったのに、ニュースレターを配布し始めたところ、どんどん仕事をいただくことができるようになったのです。
私自身、これには驚きました!
※「メールマガジンで新規集客」については次の記事で紹介しています。
ニュースレターで受注できた理由
なぜ、ニュースレターを発行することで受注できたと思いますか?
先ほども説明しましたが、ニュースレターには私の趣味の話や家族の話、将来の夢などを書き綴りました。
これを繰り返し読むことで、「米満」という人間を知ることができます。
「全く知らない人=赤の他人」には信頼感はありませんが、「いろいろなことを知っている人」は信頼できます。
人は誰でも「信頼できない人」よりも「信頼できる人」から商品を買いたいと思っているので、「米満」という人間を知ってもらことで仕事を受注できるようになったのです。
営業活動で苦労している場合は、是非ニュースレターを発行してみてください。
いくら商品を売り込んでもなかなか売れませんが、人を売り込むと面白いように売上げを伸ばすことができますよ!
※「ニュースレター販促」に興味がある方はこちらをご覧ください。