プル型営業を成功させる方法

法人営業を成功させる方法

バブル後、日本の経済環境が一変

戦後、日本は経済的な成長を遂げました。
戦争が終わったばかりでモノ(商品)が不足していたため、チラシなどの広告を配れば飛ぶように売れました。
「需要」に「供給」が追いついていなかったわけですから、当然の話ですよね。
この流れは1990年代のバブル経済まで続きます。

しかし、バブルがはじけた後、日本の経済環境は一変しました。
現代に至るまで長く続いている不況です。
不況の時代が長いため、最近は「不況」という言葉を使う人も少なくなってきましたが…。

これからの時代を生き抜いていくために最適な販売法

そこで今回は、これからの時代を生き抜いていくために最適な販売法を説明します。
「需要」に「供給」が追いついていなかったバブル期までの時代とは明らかに異なる戦略です。
それは、プル型営業です。
プル型の逆であるプッシュ型営業は、「とにかく良い商品だから買ってください!」と連呼する方法です。
とにかくお客様にプッシュ(売り込む)わけです。
バブル期まではこれで通用しました。
「供給」よりも「需要」が上回っていたため、販売者が「買ってください!」と言えばお客様は買ってくれました。
しかし、これからの時代は違います。
今の時代は「需要」よりも「供給」が上回っているため、「買ってください!」と言っても誰も買ってくれません。



現代は様々な選択肢がある

例えば、ある人が「洋服を買いたい」と思った場合、今までの選択肢は「町の洋服屋さん」か「デパート」くらいしかありませんでした。
しかし、現代は様々な選択肢があります。
大型ショッピングモールやユニクロなどの低価格店、インターネットでも購入することができます。
WEBショップを加えると、そこには無限の選択肢が現れたことになります。
このような状況で「買ってください!」を連呼すればするほど、お客様は逃げてしまいます。
他にもたくさんの選択肢=逃げ道があるからです。
消費者の感覚は↓こうです。
「わざわざあなたのお店で買わなくても、他にも買うお店は無限にあるのだから」
つまり、「需要」よりも「供給」が上回っている今の時代は、プッシュ型営業では売上げアップがしづらくなっているということです。

「名刺交換した相手をお客様にする方法」については次の記事で紹介しています。

プル型営業を成功させる方法

そこでおすすめするのが、プル型営業です。
お客様のほうから「売ってください」と言われる営業法です。
ここで重要となるのが情報です。
チラシやホームページなど、あらゆる媒体で商品の魅力を伝えましょう。
情報量が多ければ多いほど、お客様の興味を喚起する確率は高まります。
現代の消費者は1つの商品を購入する際、複数のお店の情報を取り寄せます。
そして、自ら選ぶわけです。
いろいろな形で情報を届けることで、お客様に選んでもらう …ように仕掛ける。
これこそがプル型営業の正攻法であり、これからの時代に欠かせない戦略といえます。