ビジネスがスムーズに進む理由
このブログでは定期的に信頼感の重要性についてお話ししていますが、これをわかりやすく解説したいと思います。
営業マンが飛び込み営業をしても、ほとんどの相手から嫌な顔をされます。
基本的に人は売り込みが嫌いだし、初対面の人には恐怖感や嫌悪感を感じるので、嫌な顔をされるのは仕方ありません。
次に↓このような場面を想像してください。
営業マンAさんが社会人サッカーチームに所属していて、休憩時間にチームメイトBさんと雑談している場面です。
B「ところで、Aさんは何の仕事をしているのですか?」
A「そういえば、まだ仕事の話をしていませんでしたね。私はコピー機のリース会社で営業をしています」
B「へ~、そうなんだ。そういえば、うちの会社のコピー機が最近故障続きなんですよ。今度商品パンフレットを持ってきてくださいよ」
A「はい。喜んで!」
飛び込み営業ではあれほど嫌な顔をされるのに、サッカーのチームメイトではなぜビジネスがスムーズに進むのでしょうか?
それこそが、信頼感の差です。
飛び込み営業では信頼感がないままに訪問するので嫌な顔をされますが、サッカー仲間の最初の入り口はサッカーです。
まず最初に仕事とは何の関係もない部分で人間関係が構築されるので、その後仕事の話(売り込み)をしてもスムーズに話が進むのです。
最初にどのような形で出会うか
紹介でも同じことが言えますね。
知人の紹介で初訪問した場合は、嫌な顔をされることはほとんどありません。
知人に対して信頼感があるので、その信頼感が引き継がれているからです。
このように、「最初にどのような形で出会うか」は営業活動をする上で非常に重要なポイントとなります。
飛び込み営業などで最初にマイナス印象を与えてしまうと、これを覆すのにはある程度の時間と労力がかかりますが、仕事以外の場面で最初に出会うと信頼感が構築される可能性がかなり高まるので、その後スムーズに営業活動を進めることができるようになります。
これを利用して、様々なコミュニティ活動に専念する営業マンもいます。
やみくもに営業活動をするのはNG
もちろん、飛び込み営業を否定しているわけではありません。
飛び込み営業にも大きなメリットがあります。
(それについてはまたいつかお話しします)
しかし、やみくもに営業活動をするのではなく、「最初にどのような形で出会うか」を工夫することはとても大切なことです。
今以上に営業活動がしやすくなる形を考えてみましょう。