地域密着型店舗は「泥臭い営業」で集客しよう

商売繁盛を実現する考え方

なかなか新規客がやってこない理由

集客活動を成功させるためには、必ずクリアしなければならない重要なポイントがあります。
それは、信頼関係の構築です。
いつも行くお店には信頼感がありますから、お客様は躊躇することなく定期来店してくれますが、一度も行ったことがないお店にはまだ信頼感がないため、なかなか初来店が実現しません。
例えば、中小店舗が定期的にチラシをポスティングしてもなかなかお客様はやってきませんが、近くに大手コンビニが出店してチラシをポスティングすると、たった1回のチラシでたくさんのお客様がやってきます。
この差が、信頼感です。
大手コンビニには既に大きな信頼感があるから、たった1回のチラシでお客様が殺到するのです。

半永久的にポスティングし続ける意識を持つ

そこで今回は、中小企業・店舗が信頼関係を構築する方法を説明します。
代表的な方法は、チラシを定期的にポスティングする方法です。
1~2回の配布ではなかなか反応しませんが、4~5回目の配布あたりから認識してもらえるようになります。
「そういえば、このお店のチラシはいつも入っているな~」というふうに。
地域住民に認識してもらえれば、あとはチラシの内容が魅力的であれば新規客は必ず現れます。
認知してもらえるまでは根気強くポスティングし続けるしかありません。

というよりも、特に地域密着型店舗の場合は、半永久的にポスティングし続けるべきです。
その地域でこれからも店舗経営をしていくのであれば、これからもずっとポスティングし続ける意識を持つべきです。
そして、ポスティングをしている最中にお客様や地域住民に会ったら笑顔で挨拶してください。
地域内で有名人になるくらいの意識でポスティング活動を続ければ、お店はきっと繁盛していくはずです。
毎日ポスティングをすると、地域内に知り合いがどんどん増えていきますし、ウォーキングも兼ねていますので、ダイエットにも効果的です(笑)。



こちらから行くから、お客様が来てくれる

「しかし、毎日ポスティングをするのは大変なので、もっとラクな方法はありませんか? インターネットのリスティング広告とか…」と感じた方は、はっきりいって業種を変えたほうがいいかもしれませんね。
もちろん、インターネット広告も行なったほうがいいと思いますが、地域との触れ合いをせずにお客様に来てほしいというのは虫がいい話です。
こちらが行くから、お客様が来てくれるのです。
インターネット広告のように効率的な手法だけで商売をしたいのであれば、ITや通信販売のほうが適していると思います。

「売れない理由」については次の記事で紹介しています。

地域に溶け込む

地域密着型店舗なら、地域に溶け込むのが一番早い方法です。
もちろん、ポスティング以外の方法でもいいと思います。
地域の行事に積極的に参加したり、町内会で役員を務める方法もあります。
町内会の役員をすれば、当然他のメンバーから「何の仕事をしているのですか?」と尋ねられます。
尋ねられたら「2丁目で居酒屋をやっています」と答えましょう。
同じ町内会の仲間がお客様になってくれる可能性は高いですし、会合の懇親会として利用してくれるかのしれません。
このような泥臭い営業を続けていれば、必ずお客様は増えていくはずです。