誰も祝ってくれない記念日DM

販売促進100連発!

あなたのお店にはファン客はいますか?
ファン客が多ければ多いほど安定的な売上げを上げることができるようになります(=商売繁盛が実現するということです)から、なるべく早いタイミングでお客様をファン客化する仕組みを構築することをおすすめします。
そこで今回は、お客様をファン客化するおすすめの方法を紹介します。

感動プロモーション=ファン客化を促進することができる方法

お客様をファン客化するおすすめの方法とは、お客様を感動させる施策=感動プロモーションです。
感動とは、心が揺れ動くことです。
感情が揺さぶられる、ということです。
心や感情の動きがなくて、感動することはありません。
毎日会社やお店で商売をしているあなたも、お店が休みの日には消費者の立場になりますよね?
その場面を思い出してみてください。
「良いお店だな」と印象に残るお店は、大小にかかわらず何かに感動していませんか?
とても美味しい料理に感動したり、心温まる接客に感動するなど。
お客様をファン客化する方法はたくさんありますが、「感動プロモーション」は高確率でファン客化を促進することができる方法です。
また、「感動プロモーション」は比較的簡単に、しかも意図的に仕掛けることができます。
それでは、お客様を感動させるためにはどのような方法を仕掛ければいいのでしょうか?
その方法を具体的に説明します。

「感動の初回無料サービス」については次の記事で紹介しています。

ポイントは「お客様が予想していない場面」

お客様を感動させるおすすめの場面は、お客様が予想していない場面です。
良い接客や良いサービスは、ある程度お客様が予想できる場面なので強く印象に残りません。
一方、心の準備ができてない場面で起こるサプライズ的な出来事はとても感動します。
例えば、冬の寒い日にレストランを利用した際、帰り際に使い捨てカイロをプレゼントするお店があります。
カイロをもらえるとは思っていないので、多くのお客様が感動するそうです。
これは、お客様が予想していない場面で起こるから感動するのです。
驚きはそのまま感動につながります。
そして、お店に対して良い印象を持つことになり、お客様がファン客化してくれるのです。



誰も祝ってくれない記念日DM

そこで、「誰も祝ってくれない記念日DM」を紹介します。
誰も祝ってくれないであろう記念日に、お店から手紙やハガキでメッセージを送るのです。
誕生日ハガキや年賀状を送るお店は多いですが、これらはありふれているので、感動するまでには至りません。
そこで、ある飲食店が実施して、強烈にお客様をファン客化させることに成功した事例を紹介します。
会社を経営しているお客様(社長)に対して、「会社の創立記念日」にメッセージを書いた手紙と花束を贈る企画です。
ほとんどの場合、会社の創立記念日は社員でも覚えていないことが多いのに、行きつけのお店から「おめでとうございます」というメッセージが届いたらどうでしょう?
社員にとってはあまり意識していない記念日でも、創業社長にとってはかなり思い入れがある大切な記念日なので、とても感動してくれるそうです。
感動した社長は、その後常連客になるのはもちろん、知人の経営者に紹介したり、会社の宴会で利用する機会も増えているそうです。

いろいろな「誰も祝ってくれない記念日DM」

「誰も祝ってくれない記念日DM」は他にもあります。

●子供が産まれた記念日を祝うDM(若いご夫婦客向け)
自分の誕生日よりも感動するはずです。
●結婚記念日を祝うDM
意外と誰も祝ってくれない記念日ですよね。
●父の日を祝うDM(働く男性ビジネスマン向け)
「いつもお疲れ様です」と癒してあげましょう。
●母の日を祝うDM(がんばっているお母さん向け)
家事や育児をがんばっているお母さんにエールを。
●文化の日を祝うDM(学校の先生や作家など文化的な仕事をしているお客様向け)
文化的な仕事をしていることに敬意を表しましょう。
●ひな祭りを祝うDM(女性客向け)
子供の頃は毎年祝ってもらったひな祭りも、大人になれば誰も祝ってくれません。
だからこそ、お店から祝ってあげましょう。
子供客はもちろん、大人の女性にも。
●勤労感謝の日を祝うDM(ビジネスマン客向け)
「父の日」同様、がんばっているビジネスマンに労いの言葉を伝えましょう。

その他にもあります。
例えば、子供客には「七五三」「成人の日」、若い男女性なら「彼氏や彼女と出逢った記念日」「婚約記念日」など。
一般的な記念日以外にもお客様それぞれに記念日を持っているので、日頃の会話の中から情報収集し、お店からメッセージを伝えましょう。
娘さんが結婚した翌日に、「昨日はいかがでしたか?ちなみに、私の娘が結婚した日は、夜泣いてしまいましてね。今度結婚式の様子を教えてくださいね」というメッセージが届いたら、感動しないはずがありません。
また、サラリーマンが転勤したあとに「新しい土地はいかがですか?○○さんが転勤されて少し寂しいですが、新天地でもがんばってください!また、お帰りの際はぜひ遊びにいらしてくださいね」というメッセージも良いですね。
転勤後はどうしても心細くなるもの。
そこへ心温まる文章が届いたら、感動するのは間違いありません。
地元に帰ってきた際には必ず立ち寄ってくれるでしょうし、再び数年後に転勤で帰ってくることもあり得ます。
また、その方の同僚や部下にクチコミで宣伝してくれるかもしれません。

最近、年賀状ではなく、クリスマスカードを送るお店が増えています。
年賀状は大量の年賀状の中に埋もれてしまいますが、クリスマスカードは珍しいので目立りますからね。
「素敵なクリスマスをお過ごしください」というメッセージに感動するかもしれません。

※一年間の行事を元に考える場合は↓こちらのページが役立ちます。

「誰も祝ってくれない記念日DM」にチャレンジしませんか?

いかがですか?
「意外と簡単に実施できそう」と感じたのではないでしょうか。
大切なことは、いかにお客様との会話の中からお客様独自の記念日情報を聞き出すことができるかどうかです。
そして、この「誰も祝ってくれない記念日DM」では一切売り込み(宣伝活動)をしないようにしてください。
そこでは徹底してお祝いメッセージだけを伝えるのです。
そのほうが、お客様は感動してくれます。

是非あなたも「誰も祝ってくれない記念日DM」にチャレンジしてみませんか?
毎日5~10枚くらいを目安に、1枚1枚心を込めて手書きをするのです。
「しかし、毎日書くのは大変だな」と感じるかもしれませんが、毎日書くと慣れてきます。
ある程度実践していくと、文章の元となる雛形的な文章が自然と生まれてくるはずです。
そういうふうに効率化できるようになったら、30分くらいで5~10枚書くことができるようになるでしょう。
会議や業者との打ち合わせも大切ですが、毎日30分間お客様のための時間をとることができれば、商売繁盛が実現しないわけがありません。
1ヶ月に25日働くとして毎日5枚書けば、それだけで月に100人以上のお客様を感動させることができるのです。
数ヶ月後にはあなたのお店にはファン客で溢れているのは間違いありません。