必ず顧客情報を書いてもらう
新しいお客様が来店したら、必ず顧客情報を書いていただくようにしてください。
名前や住所、電話番号やメールアドレスなどですね。
これらの情報を聞かなければ、その後アプローチすることができません。
居酒屋などの場合、「お客様が酔っ払っているから、顧客情報を聞きにくい」と言う方もいますが、商売する上で遠慮は禁物です。
いくら酔っ払っているお客様でも、「生ビール1杯無料」などの特典を付けてあげると、お客様は喜んで顧客情報を書いてくれるはずです。
生ビール1杯で反応が悪い場合は「生ビール2杯無料」にしてください。
生ビールの原価は150円程度なので、約300円で顧客情報を聞くことができるのなら安いものです。
顧客情報は「その後に行なう販促活動」をもとに書いてもらう
お客様に聞く項目は、その後に行なう販促活動をもとに書いていただくようにしましょう。
例えば、メルマガを送る場合はメールアドレスを聞きましょう。
DM(ダイレクトメール)を送る場合は名前と住所を聞きましょう。
DMが郵送やメール便の場合は、電話番号まで聞く必要はありません。
お客様は記入する項目が多ければ多いほど、お客様は「書きたくない」と感じるので、必要最低限の情報だけを書いていただくようにしてください。
家族の情報も書いてもらう
ここからが本題です。
今回の主題である「1人のお客様を4~5人に増やす方法」について説明します。
それは、顧客情報を聞く際に、家族の名前と誕生日まで書いてもらう方法です。
結婚しているお客様の場合は、奥さまや子供の名前と誕生日まで書いてもらうわけです。
そして、奥さまや子供の誕生日に特典付きのバースデーDMを送るのです。
通常は旦那さまだけが行くお店でも、誕生日に特典付きDMが届けば家族全員がお客様になってくれる可能性が高まります。
実際に、この方法で客数を増やすことに成功したお店があります。
この企画がうまくいけば、1人のお客様を一気に4~5人に増やすことも夢ではありません。
ただし、「初来店時に家族の情報まで書いてもらうのは難しい」と感じる場合は、2~3回目の来店時に書いていただく工夫をしましょう。
※「お客様の知人を顧客リスト化する方法」については次の記事で紹介しています。
生涯客を増やそう!
また、「家族の名前を書きたくないというお客様もいるのでは…?」と感じた方もいるかもしれませんね。
書きたくないというお客様から無理矢理聞き出す必要はありませんが、家族の名前を書いてくれたお客様には特別な特典を付けるなどの工夫をすれば書いてくれるお客様も増えるはずです。
また、「旦那さまだけが行くお店」よりも「家族全員で行くお店」のほうが、スタッフとのコミュニケーションが深まるので、生涯客になってくれる可能性も高まります。
性別や年代を問わずに営業しているお店の場合は特におすすめの方法です。
一気に客数を増やすことができますよ!