一般消費者のみなさまに、「つい購入してしまったセールストークは?」とその理由について尋ねてみました。
あなたのビジネスにお役立てください。
散歩の途中に新しい靴屋さんを発見し、買うつもりはなかったのですが立ち寄ってみました。
置いてある靴はどれも素敵でしたが、とても値段が高かったので購入する意思はありませんでした。
しかし、店員さんが近寄ってきて、丁寧に商品の説明を行ってくれ、「一つ一つ手作りでしっかりとケアすることで何年も履けるのでトータルするとそんなに高い商品ではない」「いい靴を履いているといいチャンスが多く訪れる」等と言われて、これまで買ったことのない高級な靴を買うと自分が変われるのではないかという気になり、つい購入してしまいました。
(30代・男性)
ある品物を買おうかどうか迷っている時に、店員さんがやって来て、目の前で電卓を取り出し、「今ならこの値段まで値引きしますよ」と他のお客さんに見えないように値段を提示してくれたことがあります。
まだ渋っていると、さらに電卓を叩いて、「お客さんにならこの値段までなんとか頑張れます」と言われてしまい、そこまでしてくれるならと、その商品を買ってしまいました。
やはりあなただけにと言われると特別な感じがしますし、その時の店員さんの表情や話し方など、トークだけではない部分も大いに心を動かされてしまう要素がありました。
(40代・男性)
最近ドライヤーを購入したのですが、高くて機能の良いものと、少し機能は劣るが安価なものと悩み、店員さんに尋ねました。
当然機能の良い方をすすめられたのですが、そのトークの内容が、いつもどの様に使用するか?誰が使っているのか?今はどんな物を使っているか?などを聞かれた上で、それならこの機能がある方がこんな時に便利とか、逆にこの機能はあまり使うことがないのでシンプルなこちらの商品の方がいい等、実際に使用するこちら側の立場で話しをしてくれ、結局は店員さんの勧める商品を納得の上で購入しました。
私はセールストークの内容というより、セールストークをする人が、消費者目線で話しをしてくれているのが良いセールストークではないかと思います。
(30代・男性)
「今売れてます」と言う商品は気になります。
多くの人が手に取るということは、とても良い商品なんじゃないかと思うからです。
化粧品なら、自分に合ったものかどうかを判断するときに、売れているということはトラブル(肌荒れ等)は起こりにくいのでは?と購入に前向きになります。
「人気がある」と言う言葉も同様で、特に「20代女性に人気」と言われると買いたくなります。
(20代・女性)
商品の購入に至るセールストークは、やはり希少価値のアピールにつきます。
私は、書店で気になった本を購入するかどうか躊躇することがよくあるのですが、そのような時に店員さんから「今買っておかないと将来品切れや絶版などになって二度と手に入らなくなります」と言われ、購入を決断したことがあります。
また、洋服屋さんで「このコートは関西では2着しか販売していません」というセールストークにつられて買ったこともありました。
今買わないと2度と手に入らないというセールストークは、非常に有効だと思います。
(40代・男性)
スポーツ用シューズのインソールを購入しました。
意外に高かったので少し迷っていましたが、接客をしてくれた店員さんは、基本的に商品のことをよくわかっていて、私の状況や症状をしっかりと聞き取りをした上で、私がそれを使うことでどんな効果があるのかをわかりやすく説明してくれました。
そこには押し売りするような感じはなく、自分も納得して購入することができました。
(30代・女性)
家電量販店でエアコンを購入した時に接客してくれた店員さんは、まずそれぞれのメーカーの良いところ、悪いところをしっかり説明してくれた上で、どれが一番売れているか、またこちらの希望をよく聞いた後に「お客様のお部屋の環境などを考慮したら自分はこれがオススメです」と提案してくれて、とても安心して購入できました。
嘘は言わずにちゃんと自分のニーズに合ったものを提案してくれる時は購入してしまうと思います。
(30代・男性)
買おうと思っていなかったのに、つい数千円する高級葡萄を購入してしまったことあります。
たまたま通りかかった道で果物屋さんらしい箱を持った人に声をかけられました。
取引先に果物を売りに行った帰りということで「まだ在庫があるからいかがですか?」というセールスでした。
始めはやんわり断りましたが、道の片隅に箱を置いて葡萄を取り出し「この葡萄は…」と説明を始めました。
行き交う人も多く、そんな中でいきなり葡萄を片手に熱心にセールスをしているので、なんだか「このまま買わないと可哀想」と思えてきてしまいました。
そして、「美人な方に買ってもらえたら嬉しいです!」とニコニコと言われ、お世辞と分かりつつも買ってしまいました。
勢いと熱意に負けてという感じでした。
(30代・女性)
私がつい商品を購入してしまったセールストークは、商品とは全く違う私の持ち物や趣味の話でいろいろと盛り上がり、人間関係を先に構築してから、その人が勧めてくれる商品なら信用できる!と思わせるようなセールストークです。
特に1人で洋服屋さんを回っていて、これをされると買ってしまう確率が高いと思います。
買い物の際には誰かに背中を押して欲しいという気持ちもありますし、それが自分の信用している友達であったり親であるのが1番なのでしょうが、1人で買い物をしているとそうはいきません。
その時に店員さんがその代わりをしてくれると決断をしやすくなります。
(40代・ 女性)
「就活に有利ですよ~」という言葉で、つい英語の教材を購入してしまったことがあります。
就職は学生にとって大きな山ですから、そこを少しでも越えやすくするために何かしないと、と思っていたときに言われたセールストークでした。
その英語の教材についての話を聞いていると、最後には「私のための教材なのでは」と思うようになり、これでしっかり身につけようと決心しました。
その後、英会話の力がついたのかどうかはわかりません。
英語を使う機会が全然ないので…。
(50代・女性)
美容室に行った時にヘアワックスを勧められ、つい購入してしまいました。
セットしてもらう際に美容師さんから「おすすめのワックスをつけても良いですか?」と言われつけてもらいましたが、そのワックスの良い所を聞いているうちに欲しくなり購入してしまいました。
ワックスを購入する予定は全くなかったので「セールストークに乗ってしまったな」と後で思いました。
(30代・女性)
化粧品屋さんで、化粧水と美容液だけを購入しようとしていたら、フルセットで買うと化粧水、美容液、ローションパックがおまけで付いてくるというキャンペーンを開催していました。
買う予定の金額の3倍するものでしたが、接客してくださった店員さんから、「使わないものは使いたい人に販売してもいいし、ご自分の周りにいるきれいになって欲しい女性に、サンプルのようにローションマスクを個別包装に分けてプレゼントすれば、みんなできれいになれて幸せですよね。世の中の女性がきれいになって幸せを感じるようになると、それを見た男性も幸せですし、世界も平和になりますよ。1年間頑張ってきたご自身へのご褒美と世界平和の為にいかがですか?」と言われ、そのスケールの大きさと具体的すぎるトークに感心し、思わず買ってしまいました。
(40代・女性)
つい購入してしまったセールストークは、ハワイのアウトレットで、バックを購入した時に言われた言葉です。
日本語が上手な販売員さんに「日本では、この値段では買えない。この値段で買えるのはここのアウトレットだけで、しかもこれは期間限定で安くなっているものだ。帰りの飛行機の中で、思い出して後悔するよりは、今思い切ってこの金額を出して買ったほうが良い」と言われました。
日本のネットで正規料金を調べたのですが、店員さんの言う通りその場所で買った方が安いということがわかったので、購入しました。
買い物自体に後悔もなく、満足はしています。
しかし、自分の性格として、いつもは少し値段が高い買い物をするときは、一度考え直してから買うのですが、その場で決めて買ったので自分でも驚いています。
(20代・女性)
私はラジオが好きで、朝起きた時から夜寝るまで、仕事中もほとんど聞いています。
番組の中でラジオ通販の宣伝がよくあるのですが、時々電化製品やサプリメント、食べ物などを買っています。
自分の好きな番組の中でお馴染みのパーソナリティーが、商品をただ紹介するだけでなく、掛け合いの中で商品知識を面白く披露してくれたり、実際にプライベートで使っている物を、実感を持って大丈夫と太鼓判を押してくれたりするので、親近感と安心感があり、つい買ってしまいます。
また、最後の「お早くご検討ください」の一言で「買わないと!」という気持ちにもなります。
私はネット通販と共にラジオ通販も利用していきたいと思います。
(40代・男性)