顧客ターゲットを明確にすれば広告の反応が上がる

商売繁盛を実現する考え方

顧客ターゲットを明確にすれば広告の反応が上がる

あなたの会社・お店では、顧客ターゲットを明確にしていますか?
例えば、美容室の場合は、「20~30歳代の若い女性」や「ファミリー客」などのように、経営者であるあなたが一番来店してほしい理想の客層を明確にすることです。
実は、「顧客ターゲットを明確にすること」は販売促進を行なう上で最も重要なことなのです。
例えば、顧客ターゲットを「20歳代の女性」というふうに明確にした場合、広告は20歳代の女性が好むデザインにすれば反応が上がります。
お店の内装も20歳代の女性が好む形にすれば居心地が良くなります。
提供する商品・サービスも20歳代の女性が好むものを選べば購入してもらいやすくなります。
このように、顧客ターゲットを明確にすればするほど、そのターゲットに合ったお客様が反応しやすくなるのです。

また、顧客ターゲットを「20歳代の女性」と決めれば、10歳代後半の女性や30歳代前半の女性も反応してくれる可能性が高まります。
10歳代後半の一部の女性は「早く大人の女性になりたい」と思っていますし、30歳代前半の一部の女性は「私はまだまだ若くありたい」と思っているからです。

「私のお店は老若男女誰でも来店してほしい」は危険!

逆に、顧客ターゲットを明確にしていないお店はどうでしょう?
顧客ターゲットを明確にせず、「私のお店は老若男女誰でも来店してほしい」という声を時々聞くことがありますが、この考え方はかなり危険です。
「誰でもOK」というお店は、結果的に誰にも響かないからです。
若い女性は「このお店は高齢の女性のお店だろう」と感じて敬遠しますし、高齢の女性は「このお店は若い女性のお店だろう」と感じて敬遠します。
ちなみに、街中で「君!」と声をかけても誰も振り向きませんが、「メガネをかけた君!」と声をかけるとメガネをかけた人が振り向きます。
「君!」には具体的なものが何もないから反応しませんが、「メガネをかけた君!」には「メガネ」という具体的なキーワードがあるので反応しやすくなるのです。
広告も同じです。



顧客ターゲットの明確化=最重要事項

もちろん、顧客ターゲットを「20歳代の女性」と決めたとしても、そのことをお客様に言う必要はありません。
また、顧客ターゲットが「20歳代の女性」のお店に40歳代の女性が来店しても、入店拒否する必要はありません。
顧客ターゲットは、あくまでもお店側で明確にすればいいのです。

「顧客ターゲットを明確にすること」は販売促進を行なう上でとても重要なことです。
逆にいうと、顧客ターゲットが明確にならないと、広告デザインが決まりません。
お店の内装も決まりません。
どのような商品を仕入れればいいのかもわかりません。
「顧客ターゲットを明確にすること」は、販売促進 …というよりも、会社(やお店)を経営する上でまず最初に明確にしなければならない最重要事項なのです。

もし、あなたの会社・お店で「顧客ターゲット」が明確になっていない場合は今すぐ決めるようにしてください。
ここが明確になればなるほど広告の反応は高まっていき、新規集客がやりやすくなりますよ!