来店動機の答えはお客様が持っている

商売繁盛を実現する考え方

フリーペーパー広告を見て感じること

フリーペーパーを見ると、いつも気になることがあります。
それは、広告デザインがほとんど同じであること。
特に美容室やエステサロン業界では顕著ですね。
どの美容室も髪の毛サラサラのきれいな女性の写真をメインビジュアルに使用しています。
パッと見た瞬間、全ての広告が同じように見えてしまうのは私だけでしょうか?

こうなると、フリーペーパーでお店探しをしている人は、お店の立地(場所)割引クーポン券で判断するしかありません。
「違い」がそこにしかないわけですから当然ですよね。
A店が「20%OFFクーポン券」を提示し、B店が「30%OFFクーポン券」を提示していたら、当然B店に行くことになります。

他店との違いを打ち出すためにお客様に質問

ここに違和感を感じたある美容室経営者は、「髪の毛サラサラのきれいな女性の写真」をやめることにしました。
ライバル店との違いを明確に打ち出そうと考えたのです。
そこで、いつも来店している複数のお客様に質問しました。
「最初に当店に来店したきっかけは何でしたか?」
すると、いろいろな意見が出てきました。
なかでも多かったのが、「県内で唯一、ヘアデザインの専門誌に取り上げられたことがあるという記事を見て」という意見でした。
そのお店では、数年前、ヘアデザインの専門誌に取り上げられたことがあり、そのことを折込チラシに記載したことがあります。
とても小さな文字で。
しかし、この実績は強烈なインパクトを与えていたのです。
そこで、フリーペーパー広告にも「ヘアデザインの専門誌に取り上げられた実績」を掲載したところ、「髪の毛サラサラの女性の写真」を使った広告よりも格段に高い反応率を示したそうです。



来店動機の答えは、お客様に聞くしかありません

今回お伝えしたいことは、「業界の専門誌に掲載された実績」は広告効果が高い!ということではありません。
来店動機の答えはお客様が持っているということです。

あなたの会社(お店)にはいろいろな魅力があります。
商品・接客・価格・立地などなど。
この中から特に魅力的と思われる要素を選んで広告をつくるわけですが、どの要素に反応して来店したのかはお客様しか知りません。
だから、お客様に対して「なぜ来店したのですか?」と質問すればいいのです。
質問の仕方はアンケートでもいいですし、直接口頭で尋ねてもいいでしょう。
そこで得られた答えこそが、お客様にとって最も魅力的だと感じたポイントなのです。
これを知るためにはお客様に聞くしかありません。
そして、ここで得られた「答え」を次の広告に掲載しましょう。
お客様が語った答えですから、広告の反応率が上がるのは当然なのです。

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お客様に質問する

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これを繰り返すことで、集客の成功率は格段に高まっていきますよ!