飲食店 絶対するべき!7つの集客法
飲食店を経営しているのであれば、絶対にするべき集客法をまとめました。
この7つの集客法を実践するだけでも、十分に新しいお客様を集客することは可能です。
是非チャレンジしてみてください!
①チラシ(新聞折込・ポスティング)
古典的な手法ですが、地域密着型店舗である美容室ではチラシは今でも十分に通用する方法です。
チラシをおすすめする理由は3つです。
1. 低コストで実施できるから
例えば、毎月5,000枚のチラシを近隣エリアに新聞折込する場合、デザインは自分で行なうとして、印刷費が1万円、折込費用が1.5万円くらいなので、合計で2.5万円程度で告知することができます。
このくらいの金額で5,000世帯に告知できる媒体は他にはありません。
2. お店の近くに住んでいる人はお客様になりやすいから
業種を問わず、お店の近くに住んでいる人はお客様になりやすいです。
なぜなら、自宅から近いから。
まずは近隣エリアから集客しましょう。
3. 高齢者などデジタルが苦手な人がいるから
現代はWEB広告が盛んですが、高齢者などデジタルが苦手な人は少なくありません。
また、デジタル広告よりもチラシなどのアナログ広告のほうが視認性や精読率が高まる効果があります。
また、チラシ販促を行なう場合は、定期的に(継続的に)行なうことをおすすめします。
1回配布したからといって、すぐに反応することはありませんが、定期的にチラシを配布すると徐々に認知度が上がっていき、集客できるようになります。
※「チラシに掲載すべき7つの情報」については次の記事で紹介しています。
②名刺
名刺も立派な販促ツールです。
名刺は初対面の人に渡すものなので、なるべくデザインや紙質にもこだりましょう。
時々、インクジェットプリンターで印刷した低品質の名刺を配っている人がいますが、これでは印象が悪くなってしまい逆効果です。
また、「名刺=小さな会社案内」と位置づけて作成することをおすすめします。
名前・店舗名・住所・電話番号・ホームページURL(QRコード)・メールアドレスなどの基本情報に加えて、お店の営業時間・定休日・駐車場の有無・SNS情報なども書き記しましょう。
さらに、お店のこだわりや一押しサービスなどのソフト情報も掲載するようにしてください。
そこに魅力的な情報が載っていればいるほど、名刺交換した相手がお客様になってくれる可能性は高まります。
時々、「若者をターゲットとしている飲食店経営者が、ご高齢の方と名刺交換してもお客様になる可能性はない」と言う人がいますが、名刺交換した方が娘や息子さんに紹介してくれるかもしれません。
どんな人でも可能性はゼロではないので、なるべく魅力的な名刺を作って積極的に配るようにしてください。
※「名刺交換した相手をお客様にする方法」については次の記事で紹介しています。
③ホームページ
ホームページは必ず用意するようにしましょう。
ホームページには、商品紹介ページ・スタッフ紹介ページ・お店へのアクセス・経営者の思いやお店のビジョン・お客様の声などを、わかりやすく整理して掲載してください。
時々、飲食店経営者の名刺のホームページ欄にポータルサイトのURLを記載している人がいますが、ポータルサイトの店舗ページはホームページではありません。
最近は↓このような流れで来店する消費者が増えています。
1.ポータルサイトであなたのお店を発見する
2.お店のホームページでしっかりと情報を確認した上で予約する
つまり、ポータルサイトだけで予約するのではなく、ホームページまでしっかり見て情報を得た上で予約をする人が増えているのです。
なぜだと思いますか?
消費者は安心感を持って来店したいのです。
情報があればあるほど安心できるので、そのような二段階の行動をとる人が増えています。
だから、ホームページは必ず用意しましょう。
(ホームページから直接予約をする人もいるので、予約フォームや予約システムもお忘れなく)
ホームページはお客様を増やす強力なツールになるのは間違いありません。
④ブログ
ホームページと共にブログを用意することもおすすめです。
イメージ的には、ホームページよりもブログのほうが柔らかい印象があるので、気楽に読んでもらえるメリットがあります。
ホームページの項目でもお話ししましたが、最近は「ポータルサイト→ホームページ」という流れで予約する人が増えていると共に、「ポータルサイト→ホームページ→ブログ」という流れで予約をする人も増えています。
さらに、ブログは検索エンジンで上位表示される可能性が高いので、「ブログ→ホームページ」という流れで予約をする可能性も高いですね。
また、ブログは新規客だけでなく、いつも来店していただいている既存客に対しても有効です。
「スタッフブログ」と題したブログを作っている美容室も多いですが、このようなブログがあれば既存客が定期的にアクセスするので、全体のアクセス数が増えてさらなる上位表示が可能となりますし、そこに店長やスタッフの思いが綴られているとファン客が増えるメリットもあります。
つまり、ブログは新規客にも既存客にも有効ということです。
ブログを作る方法は、大きく分けて2つの方法があります。
アメブロなどの無料サービスを利用する方法と、ワードプレスで作る方法です。
アメブロなどの無料サービスを利用すると、最初からある程度のアクセスを集めることができますが、サービス提供側のルール変更でいきなり記事が削除されるなどのデメリットがあります。
一番大きなデメリットは、サービス運営会社が倒産することでサービスが停止することです。
こうなると、今までの苦労が水の泡ですね。
一方、ワードプレスで作ると先ほどのデメリットはありませんが、ある程度の知識が必要なので、ブログを立ち上げるまでに少々苦労するかもしれません。
(ただし、それほど難しいものでもありません。パソコンに詳しい方なら少し勉強すれば十分に作れます)
ちなみに、このブログ(商売繁盛大辞典)はワードプレスで作っています。
おすすめは、エックスサーバーです。
今までいろいろなサーバーを試しましたが、個人的にはエックスサーバーが一番使いやすく、安定性も良いです。
もちろん、ワードプレスも簡単にインストールできます。
⑤ポータルサイト
ぐるなびや食べログなどのポータルサイトを利用すると集客効果が高まります。
ただし、デメリットもあります。
デメリットその1. 広告費用が高い
それぞれのポータルサイトによって掲載料金は異なりますが、人気のポータルサイトになればなるほど掲載料金が高くなりますし、営業マンからいろいろなサービスを売り込まれる可能性(危険性)もあるのでご注意!
デメリットその2. 利益率が低くなる
ポータルサイトにアクセスする人の多くが、割引や値引きなどのお得な情報を探しているので、割引広告を掲載すると(集客はできますが)利益率が下がってしまう危険性があります。
デメリットその3. リピート率が低い
「デメリットその2」と同じ理由ですが、お得な情報を探している人は常に一番安いお店を探していますから、あまり定着してくれません。
このデメリットを解決するためには、リピート率を上げる努力が欠かせません。
ポイントカードを発行したり、次回使用できるクーポン券を渡したり、ニュースレターを定期発行してお客様と仲良くなるなどの工夫です。
また、最近はポータルサイトに高額メニューを掲載して成功している事例も増えています。
お得なサービスが好きな消費者がいる一方で、高額でも質が高いサービスを求めている消費者もいるということです。
そもそもポータルサイトは集客効果は高いので、高額メニューでも売れる工夫やリピート率を上げる仕組みがうまくいけば、おすすめの方法となります。
⑥FacebookなどのSNS
Facebookは無料で利用できる上に、クチコミも生まれやすいおすすめの販促ツールです。
ただし、単にFacebookページを開設しただけでは効果は得られません。
お店の投稿をお客様に見てもらい、「いいね!」を押してもらうことで初めて大きな効果が得られます。
そこで、「いいね!」の数を増やすポイントを説明します。
1. 楽しい記事を投稿する
ネガティブな投稿では「いいね!」の数は増えません。
明るく楽しい記事の投稿を心がけましょう。
2. キレイな写真を掲載する
特に女性客の場合はキレイな写真に反応します。
撮影の腕を磨きましょう。
3. 店長やスタッフの顔写真を掲載する
風景の写真だけでは無機質になりますので、店長やスタッフの顔写真も掲載するようにしましょう。
いつもご来店いただいている既存のお客様も喜びます。
4. お客様にとって役立つ情報を掲載する
食の専門家として、お客様に役立つ情報を投稿しましょう。
お店に対する信頼感が上がる効果も生まれます。
5. お店の舞台裏を投稿する
営業時間外の研修の場面や会議のシーンなどお店の舞台裏の記事を投稿すると、一生懸命仕事をがんばっている印象を与えることができます。
また、社員旅行などの投稿も喜ばれます。
6. Q&A
お客様からよく質問されることを記事にすると、お客様は興味深く読んでくれるようになります。
7. 各販促ツールでお知らせする
Facebookを運用していることを他の販促ツールで告知するようにしてください。
チラシやニュースレター、ホームページなど、全ての販促ツールでお知らせする意識を持ちましょう。
8. 直接お願いする
来店したお客様に直接お願いする方法もあります。
「Facebookをやってますので、是非「いいね!」してくださいね」と伝えることで、「いいね!」の数を増やすことができます。
これらの努力でお店のFacebookページの「いいね!」の数が増えると、お客様の友達のタイムラインにあなたのお店の投稿が表示される可能性が高まります。
つまり、クチコミが生まれる可能性が高まるということです。
無料で利用できる上に、クチコミによる新規集客も実現するので、Facebookは積極的に活用したいですね。
また、Facebookでは反応が良い時間帯があります。
それは、午前7時までと午後7時以降です。
通勤の時間帯や自宅でくつろいでいる時間帯に読まれる可能性が高くなるので、時間帯も意識して投稿しましょう。
もちろん、SNSはFacebookに限りません。
Instagramやツイッターなどを活用してもいいですし、複数の媒体を同時に活用してもいいですね。
ただし、活用する媒体が多くなり過ぎると、全てが中途半端になってしまう危険性があります。
お客様の年齢層によってより好まれる媒体を選ぶようにしましょう。
※「SNSで意図的にクチコミを生み出す方法」については次の記事で紹介しています。
⑦ニュースレター
ニュースレターはお客様のリピート率を上げる最強の販促ツールです。
商品やサービスの売り込みではなく、なるべく店長やスタッフさんの人の情報を掲載するようにしてください。
店長やスタッフさんのファン客を増やすことで、売上げ・利益を上げることができます。
また、ニュースレターはクチコミ効果も高いツールです。
例えば、AさんとBさんが雑談している中で「おすすめのお店を教えて」という会話が生まれることがあります。
ここで登場するのが、ニュースレターです。
Bさんが自宅に保管しているニュースレターをAさんに手渡す場面が多いのです。
なぜだと思いますか?
ニュースレターにはお店の写真やスタッフさんの写真、お店の住所や営業時間などの基本情報が全て載っており、紹介するお店のことを説明しやすいからです。
もちろん、これはチラシなどでも起こり得る話ですが、残念ながらチラシはあまり保管されません。
しかし、ニュースレターにはいつもお世話になっているスタッフさんの写真や記事が載っているので保管する人が多いのです。
(知り合いが載っている印刷物はなかなか捨てられませんよね。それと同じ原理です)
話しをまとめます。
①ニュースレターは保管率が高い
②既存客の知人に手渡される場面が多い
③クチコミが起こりやすい
これ以外にも、「チラシ・ニュースレター・クーポン券」の3点セットを商圏エリア内にポスティングすることで、高確率で新規集客に成功した事例はたくさんあります。
既存客のリピート率を上げると共に、新規集客にも貢献するニュースレターは最もおすすめの販促ツールといえますね。
※「売れるニュースレターの作り方」については次の記事で紹介しています。
以上7つの集客法を是非お試しください!