一般消費者のみなさまに、「こんな看板につい反応してしまった!」という看板について尋ねてみました。
あなたのビジネスにお役立てください。
私は海岸を歩くのが好きなので、兵庫県の須磨海水浴場によく車で出かけるのですが、途中のガソリンスタンドに「マッシュルームあります」という手書きの大きな看板が出ていてギョッとしたことがあります。
マッシュルームのシンプルなイラストと文字だけなのですが、マッシュルームとガソリンスタンドのとても連想できない組み合わせに驚いてしまいました。
気になりつつもいつも通り過ぎるだけだったのですが、ある時、そのガソリンスタンドに立ち寄る機会がありました。
ひょっとして危険なキノコなのでは…とちょっとドキドキしましたが、普通のマッシュルームが本当に販売されていました。
オーナーさんが独自に仕入れて販売しているとのことでした。
人気商品でいつも完売すると聞きました。
(40代・女性)
住んでいる地域が、看板や広告に厳しい地域で、あまり派手な看板が最近はなくなってきています。
しかし、出かけた場所で見たもので、大きな看板によく知っている俳優さんやモデルさんが大きく描かれているものについ反応して見てしまいます。
特に、話題になっている人が使われている看板だと目について、印象的で覚えています。
最近では、キャラクターの看板や有名なゆるキャラなどの看板も気にります。
子供が好きなキャラクターならとくに自分も反応してしまいますし、子供に言われて自分も反応してしまいます。
(30代・女性)
看板というには微妙かもしれませんが、地元おいらせ町の国道を走っていると、窓に大きくガンダムカットと書かれた建物を目にします。
ガラス窓に単純な白抜き文字で書かれているだけなのに、そのインパクトはかなり強烈です。
さらにその理髪店の駐車場にはガンプラをそのまま大きくしたような立体模型がドドンとそびえ立っています。
模型はすべて店長の自作だそうで、見た目だけでもかなりの宣伝効果がありました。
そもそもはスズキ理容という店名なのですが、地元でこの正式名称で呼ぶ人はおらず、「ガンダムの理容院」という呼び名で通っています。
ちなみに頼めば本当にガンダムカットにしてくれるそうです。
(20代・男性)
大阪はネタに走る看板が多くてついつい見てしまいます。
駅の構内や商店街に笑わせる看板があります。
まず定番は「痴漢あかん」です。
本気なのかネタなのか困ってしまいますが、面白いので大好きです。
痴漢される女性からしたら「ネタにすんな!」と思うかもしれませんが、心の中で(せなや、あかんよな)と思いながら、もし電車で痴漢を見つけたらその看板の台詞を言ってみたいものです。
先日は大阪の天満にて「そのバック、狙ってるで後ろ(バック)から」というのも見かけました。
「後ろから、だけでいいじゃないか」と思うのですが、かっこ書きまでしてバックとバックをかけたいのか、という商店街の渾身のネタに歩きながら笑ってしまいました。
(30代・女性)
文字よりも絵のインパクトが凄い看板につい反応してしまいます。
パチンコ屋だったと思うのですが、キャラクターの顔が全面に描かれていて、こちらに向かって叫んでいるといった看板です。
ちらっと視界に入っただけなのに、つい二度見してしまうインパクトがありました。
二度見してしまうと、今度は何の看板か気になり、つい屋号を探してしまいます。
文字だけだとあまり印象に残りませんが、このように絵から受けるインパクトと言うのは大きいですね。
一目見ていかに印象が残るかが大事だと思います。
(20代・男性)
看板といえるのかどうかはわかりませんが、車が看板から飛びだしている看板を見たことがあります。
実際の車を使用して作った看板のようです。
非常にインパクトがあり、そこを通るたびに、何度もじっくりその車や看板を見てしまいました。
看板は平面的なものという捉え方があったのですが、立体的な看板も面白いものだと思います。
看板は人の興味を惹きつける必要があります。
そのため、どこかで見たようなデザインでないほうが面白く感じられます。
また、ごちゃごちゃとしていると何が描かれているのかがよくわかりません。
スッキリとしたデザインで、色も多くない方がわかりやすいです。
特に黒に黄色などは目立つ色なので、目に留まりやすいかもしれません。
(40代・女性)
3Dのような立体的な看板が印象に残っています。
大きな文字でも目につきますが、立体看板で、絵だけで何のお店なのかすぐに分かる、連想させるような看板だと、つい反応してしまいます。
あとは、キャラクターの看板。
別に、流行っているキャラクターではなくても、その店のマスコットだとか、お店の商品と一緒にマスコットが立体看板になっていたら、必ず見てしまいます。
そして、何のお店なのか足を止めて連想してしまいます。
大きい文字で、目立つ色合いの看板も目に入るのですが、素通りしてしまうことが多いです。
街の中は、看板があふれていて文字ばかりです。
その中で、分かりやすいキャラクター系の立体看板があったら子供がまず反応します。
子供が反応したら付き添いの大人もその看板を見ますし、それにつられて多くの人が反応するかと思います。
(40代・女性)
私がつい反応していまった看板は、店の名前にインパクトがある看板です。
それは「タニシのこむらがえり」(大阪では足がつることを「こむら返り」と言います)と書かれた、スナックの看板でした。
バスに乗っているときに、子供が「お母さん、タニシってこむら返りするん?」と突然聞いてきました。
そのときは何を訳の分からないことを聞くのだろうと不思議でしたが、子供が窓の外を指差したので見たんです。
そしたら本当に「タニシのこむら返り」と書かれていて、思わず笑ってしまいました。
子供でも分かる昆虫の名前と、大阪の人なら分かる言葉の「こむら返り」との通常ではありえない組み合わせが絶妙でした。
残念ながらその店は閉店されたようですが、今でもその道を通ると看板があった店を見てしまいます。
(30代・女性)
娘と2人で旅行をしたときですが、北海道の素敵な通りを歩いていると「ご主人預かります」という看板がありました。
娘と2人で大笑いしながら、どういうことかな?
買い物をゆっくりしたい奥様のために預かってくれるのかしら?
それともご主人が楽しめる場所があるからよかったらどうぞという意味かしら?
など話が盛り上がました。
思わずクスッと笑ってしまったり、どんな意味の看板だろうと考えさせられる看板は強く印象に残りますね。
今でもその看板の意味が気になっています。
モヤモヤするくらいならお店の人に聞いてみれば良かったと後悔しています。
(50代・女性)
インパクトが強くて心に残っている看板は、2階建ての建物くらいの高さのポールの頂上部分に車を設置した、中古車屋さんの看板です。
中古車屋さんの名前も入っていますが、お店のことよりも、そんなところに車を設置して大丈夫なのか不安になってしまいました。
ちゃんと車は固定されてるの?
落ちないの?
高い所に設置してあるけど定期的に安全か確認しているの?
雨ざらしで劣化してあぶなくないの?
など、お店や商品より看板が異常に心配で気になる!と思わず反応してしまうことがありました。
(40代・女性)
「やな○○医院」と「ミス○○医院」と書かれた看板です。
どちらも病院で、「やな」も「ミス」も名前だと思うのですが、ひらがなやカタカナにしてあるのはわざとかな?と思ってしまいます。
見るたびに「やな=嫌な」「ミス=ミスが多そう」のような連想をしてしまうので、逆に印象に残ります。
どちらの看板も電車の窓から見え、目に留まる度に「なんであんな名前にしたんだろう」と考えてしまいます。
人にも話したくなるし、話すと「うん、知ってる」という返事も多いので、人の印象に残るのだと思います。
旅先で「へそまん」とだけ書かれた大きな看板も良く覚えています。
ただ派手だったり大きかったりするだけの看板よりも、人の心に疑問や笑いを起させるものが、感心をひきつけ話題にもなり、印象に残るのだと思います。
(40代・女性)
私が気になった看板広告は、すべてひらがなで、右から左に書かれていた看板です。
少し田舎の片側一車線の道路沿いに設置されていた大きな看板広告でした。
その看板の上半分くらいはひらがなで埋め尽くされていて、句読点も一切ありませんでした。
下半分には何かの絵が描かれていましたが、何の絵だったかはよく覚えていません。
内容は地元の特産物の果物を紹介するものだったと思います。
日本語の場合、普通は横書きで左から右に、縦書きなら新聞紙のように右端から読むかのどちらかですが、そのどちらで読んでも、何が書いてあるのかまったくわかりませんでした。
しかし、普段読み慣れている文章とは真逆の書き方をすることで、何が書いてあるのか興味を引き起こすという点で成功していたと思います。
(40代・男性)
国道沿いを車で走っているときに子供が「アンパンマン!」というので見てみると、いかにも農家の人の手描きと思われる看板が。
おそらく生産者の方であろう、赤ら顔のおじさんの似顔絵がアンパンマンっぽい服装で飛んでいるという妙なイラストが描かれた看板でした。
もう一度見たくて、思わず引き返して見てきてしまいました。
何を売っていた看板かは覚えてませんが、そのインパクトのあるおじさんの顔は忘れられません。
(30代・女性)