「限界ライン」を超える!

商売繁盛を実現する考え方

自動車販売店の成功事例

ある自動車販売店の話です。
二代目社長に就任したばかりの若い経営者は、自動車の販売台数の減少に悩んでいました。
そこで、ある先輩経営者に相談したところ、「悩んでいる暇があったら、お客様が喜ぶサービスを考えなさい」というアドバイスをもらいました。
「既に自動車を持っている家庭を一軒一軒まわり、自動車の掃除を無料でやらせてください、とお願いしてまわりなさい。そうすれば必ずお客はつくから」と。
彼は先輩経営者の教えの通り、地域の各家庭を一軒ずつまわり、無料掃除をして歩きました。
当然、しばらくの間は1円の利益も上がりません。
しかし、徐々に「次の車はあなたから買いますね」という言葉をもらえるようになり、少しずつ注文をいただけるようになりました。
今では地域No1の車販売会社に成長しています。

人間には限界ラインがある

人間には限界ラインがあります。
「これ以上は無理!」と感じられるギリギリのラインのことです。
ところで、自動車販売店の成功事例を読んで、あなたはどのように感じましたか?
「各家庭の自動車を無料掃除すれば、注文が増えるのは当然。しかし、私には無理…」と感じたのであれば、そこがあなたの「限界ライン」なのかもしれません。
この「限界ライン」 …実は、あなた自身が決めているのです。
「ここまではOKだけど、ここからは無理」と、あなた自信が(勝手に)設定しているだけなのです。
もし、今あなたが「○○をすれば当然儲かる」という方法を知っていたとしても、あなたが勝手に設定した「限界ライン」が邪魔をして、売上げが伸び悩んでいるのかもしれません。
あなたが「○○をすれば当然儲かる」という方法を知っているのであれば、シンプルに行動すればいいのです。



飲食店の成功事例

飲食店の事例も紹介しましょう。
ビジネス街に位置する居酒屋Kでは法人営業に力を入れようと、近隣の企業を100社リストアップし、この100社は(来店するまで)毎月訪問することを決めました。
居酒屋の店員が毎月チラシと割引券を手に訪問するわけです。
1~2回の訪問では来店しない人でも、毎月訪問されると行かないわけにはいきません。
当然、居酒屋Kの売上げは上がり続けていきました。
まさに「○○をすれば当然儲かる」作戦です。

経営コンサルタントの成功事例

経営コンサルタントの事例も紹介しましょう。
そのコンサルタントは、ホテル・旅館業の衛生管理と共に、社員の労働時間の短縮を実現させるコンサルティングを行なっていました。
しかし、資料を読んでもなかなか理解してくれない店舗経営者が多く、コンサルティングの売上げが伸び悩んでいました。
そこで彼は「本気でやるなら、ここに住み込みます!」と打ち出したのです。
一定期間住み込まれたら言い訳はできません。
その熱意と本気度合いに大きな期待感を感じたホテル・旅館業の経営者が、次々とコンサルティング契約を結んでいったそうです。

「地域密着型店舗は「泥臭い営業」で集客しよう」については次の記事で紹介しています。

ライバルを圧倒する明るい未来

「限界ライン」を払拭することができれば、必ず売上げは上がります。
また、あなたが「限界ライン」と感じていることは、他のライバル会社も同様に「限界」と感じているはずです。
だからこそ、あなたが「限界ライン」を超えた時、そこにはライバルを圧倒する明るい未来が待っているのは間違いありません。
なぜなら、その方法は「○○をすれば当然儲かる」ですから。