一般消費者のみなさまに、「つい反応してしまったテレビCMは?」というテレビCMについて尋ねてみました。
あなたのビジネスにお役立てください。
全国で流れているCMかどうかはわかりませんが、日本和装のきもの着付け教室のCMがとても印象的で面白いです。
「きもの、きもの、きものが着られる。後は性格直すだけ」という歌のフレーズは、初めて聞いたときは思わず吹き出してしまいました。
きもの着付け教室は、とても興味がありますが、敷居が高そうでなかなか入りにくいと感じます。
でも、若くて可愛らしい女性が歌っているCMだと、とても行きやすそうに感じました。
あのCMを見ていると、きもの着付け教室に通ってみたくなります。
(30代・女性)
一番印象に残っているCMは、テレビ埼玉で流された、武蔵野銀行のうそ発見器を頭につけたCMです。
同僚や店員、さらには彼氏の本音やお世辞を発見器で嘘だと教えられた主人公が、地元に帰って友達の前で大泣きするといった内容でした。
仕事や周りとの人間関係にちょっと疲れたときに見ると、心が癒されます。
ただ、楽しい音楽や言葉の連呼よりも、心にグッとくる、メッセージ性の高い内容の方が、印象に残るような気がします。
埼玉出身者ではないですが、このCMを見て、やはり地元って良いなと思いました。
(40代・男性)
長崎県を中心に流れている「ボートレース大村」のCMです。
このCMの歌はコーラスなのですが、歌っているのは地元の男子選手たち。
どちらかというと、中高生のような声のヘタオンチ系。
でも、媚びず、がんばらず、素朴に声を出している感じが、普通の男子っぽくて良いのです。
CMの印象はユーモラスで、ほのぼのとして、思わずクスッとしてしまう感じです。
私自身は、競艇場に足を運んだことがありませんが、このCMが流れると「おっ、行ってもいいかな?」と思います。
(50代・女性)
「マルキャラ~!」というメロディーが印象的な十勝の六花亭のマルキャラというお菓子のCMには、ついつい反応して見てしまいます。
地元のお菓子というのが一番大きいと思うのですが、地元の人達も出ていたりするので、手を止めて見てしまいます。
子供が出ることが多いのですが、兄弟とか、野球チームの子供たちがお菓子を食べている姿を見ていると、かわいくてなんだかほっこりするというか、癒やされるCMになっていると思います。
(20代・女性)
テレビ埼玉でやっていたCMなのですが、リモコンを土の中に埋めれば植物がよく育つというものです。
リモコンから出る電磁波が、植物の成長に良いというようなことを説明していたと思います。
わが家には植物を植える鉢がなかったので実験できませんでしたが、おそらく信用してリモコンを埋めてしまった人がいるのではないでしょうか。
CMは1分ほどでしたが、「視聴者の皆さんもリモコンを用意してください」と言われ、思わず使わなくなったリモコンを出してしまう、とても不思議で説得力があるCMでした。
(40代・男性)
博多銘菓の「博多ぶらぶら」のCMはとても印象的です。
独特のメロディーに、不思議な顔が描かれた布をかぶり、お祭りの格好をした2人が、不思議な踊りを踊っているCMです。
子供の頃は、そのCMが気味が悪くて、流れると顔を覆っていたのをよく覚えています。
今でも内容がまったく変わらない、同じCMが流れています。
子供の頃は怖かったCMも、大人になった今では怖くありませんが、昔感じた印象は今も残っています。
見飽きているはずのCMですが、今でも始まると思わず反応してしまいます。
(30代・女性)
私は関西に住んでいるのですが、振り込め詐欺のCMがあまりにも関西らしさが出ていて見入ってしまいました。
関西のおばちゃんが、言葉で詐欺師を撃退する姿は「関西のおばちゃんの言葉は強いなあ」と思いましたし、関西のおばちゃんのまくしたてるようなしゃべり方はパワフルさが出ていて、インパクトがあるCMだと思います。
やっぱり自分の住んでるところの言葉が使われていると反応してしまいます。
テレビは標準語が多いので、自分の地域の言葉が使われていると親近感がわきますね。
詐欺のパターンなどもいくつかあげられていて、頭に入りやすく、詐欺も防ぐことができると思います。
数回しか見たことがないのですが、とにかくインパクトが強いので、家族全員覚えていると思います。
(30代・女性)
いい部屋ネットのCMは音楽が流れると思わず見てしまいます。
昔の歌謡曲を思い出すメロディーです。
コミカルな動きと音楽が面白いと思います。
また、腹筋ワンダーコアの男性が出ているCMも、唐突に倒れる感じがおかしくて、見ていて面白いと思いました。
きれいなCMやスタイリッシュなCMよりも、少し笑えたり面白かったりするCMの方が頭に残りやすいようです。
(60代・男性)
「おっ!サンテレビ」という関西ローカルのテレビ局のフレーズです。
関西ローカルのテレビ局「サンテレビ」といえば、関西の野球チームの試合や競馬、ゴルフ番組、釣り番組とまさしく地味な番組が多いローカル番組です。
しばらく地元から離れていたのですが、久しぶりに帰省してびっくり。
みんなが口をそろえて「おっさんてれび」と連呼しています。
何のことかと思ったら、サンテレビのテレビCMの決めゼリフ「おっ!サンテレビ」でした。
黄色いゆるキャラとこのフレーズがとにかく印象的なCMです。
家族も地元の友人たちも皆このフレーズを知っていて、わたしもいつのまにか口ずさんでいました。
阪神のナイターの際には間違いなく出てきます。
(40代・男性)
岡山トヨペットのCMに、息子も私も反応してしまいます。
トヨペットに出てくる熊のキャラクターが、ヤッターマンに出てくるキャラになって「岡山岡山トヨペット~右むいて~左むいてお手て上げてチ~ン」と踊っているCMです。
歌の覚えやすさとキャラクターのインパクトが、子供達には人気のようで、近所の子達もよく真似しています。
トヨタのCMなのに車の宣伝を一切しないので、最初はなんのCMなんだろうと思っていたら、最後に「岡山トヨタ」と出てくるので、初めてそこで何のCMなのかわかりました。
(30代・女性)
私がつい反応してしまったCMは、地元のローカルTVで放送されていたCMです。
番組の後に急に真っ黒の画面になり、無音になります。
「壊れたの!?放送事故なの?」としばらく見ていると、下の方にテロップで「これは故障ではありません」と流れます。
それから、白抜きの文字で自動車屋さんの名前がだんだんアップになっていき、最後に自動車屋さんの名前だけをナレーションする、というものでした。
CMというと、自社の伝えたいことをたくさん入れたり、商品を全面に押し出したりするものだと思っていたので、画像もなく、音声も音楽もないCMはとても斬新に思いました。
そのおかげで、その会社の名前は今も忘れることなく印象に残っています。
(40代・女性)
関西在住ですが、やはり「関西電気保安協会」でしょう!
関西に住んでる人ならほとんどがそうかも知れません。
この関西電気保安協会を、普通の発音で読めません。
あの独特のイントネーションというか、歌と言いうか、必ずCMに流れる言葉の感じで読んでしまうぐらい独特なんです。
その他は、「奈良健康ランド」や「有馬温泉 向陽閣」でしょうか。
この二つも、ただ文字を読むだけではなく、ついつい歌い読みしてしまうくらい脳裏に焼き付いているCMです。
(30代・女性)
心に訴えてくるCMです。
数年前にタイに住んでいたときに目にしたCMですが、感動的で泣きそうになりました。
保険会社のCMで、人の温かさや繋がりの大切さを感じます。
「保険に入っていれば何かあったときに安心!」というのがよくある保険会社のCMだと思うのですが、このタイのCMでは「毎日を幸せに生きること」「自分の周りを少しでも幸せにすること」の大切さなどが上手く表現されています。
金銭的なことではなく、心や愛情の大切さを感じます。
タイ語のCMですが言葉がわからなくても感動すると思います。
言葉がなくても通じるビジュアルも大切かもしれません。
(20代・男性)
「家庭教師のトライ」のCMです。
音楽とともにダンスをしている人たちがたくさん出るので、最初は音楽配信サービスのCMだと思っていました。
しかし、アルプスの少女ハイジが出てきた瞬間、今まで見たCMを思い出して「家庭教師のトライ」だなと気づきました。
家庭教師という真面目なカテゴリーなのに、若者を惹きつける音楽やダンスを取り入れたりしているところがユニークだと思います。
また、アルプスの少女ハイジは、親世代のアニメでもあり、子供も親も惹きつけられるCMに仕上がっていると思います。
(30代・女性)
東京から広島県に引越してから一番気になるCMが、ザグザグというドラッグストアーのCMです。
「ちょっと気になる、ザグザグ♪」というテーマ曲に、素人が描いたのかなと思うような微妙なクオリティの美少女アニメの画が流れるCMです。
肝心の内容は、全くバラバラでカオスとしかいいようがありません。
例えばポイント10倍の時には、懐かしの犬井ヒロシの格好をした白タンクトップにケミカルジーンズの少女が登場したり、ときには「ありのままの姿よ!少しも寒くないわ」と巷で話題の最新作をオマージュしたりもしています。
ザグザグのCMはかなりの頻度で更新されるので、色んな意味で目が離せません。
(20代・女性)